この記事では、ビットコインを資産運用で利用するメリット・デメリット を徹底的に解説していきます。
また注意点やビットコインと組み合わせると効果的な投資商品なんかも合わせて紹介していくので、ローコストで効率的にビットコインを運用したい方はぜひ最後までお付き合いください!
✅ ビットコインって資産運用できるの?
✅ 資産運用時の注意点がわからない
✅ 他に分散投資すると効果的な商品が知りたい
こんな方はこの記事を最後まで読むことで、ビットコインを分散投資先の一つとして組み込み、もっともお得に資産運用ができるようになります。
ローコストで効率的にビットコインを運用したい方は、ぜひ試してみてくださいね。
ビットコインを資産運用で利用する11メリット・3デメリット
まずはじめに、ビットコインって資産運用に利用できるのでしょうか?メリット・デメリットを教えてください。
資産運用に利用できるかどうかの見極めは、①過去の値上がり実績、②将来値上がりする可能性、③初心者も無理なく始め続けられることの3点ですね。
さっそく、ビットコインを資産運用で利用するメリット、デメリットを見ていきましょう。
ビットコインのメリット|11項目
- 過去実績①|過去からの値上がり実績
- 過去実績②|定期的な値上がり傾向がある
- 需要と供給①|供給量に上限がある
- 需要と供給②|需要層が拡大している
- 将来性①|AIによる値上がり予想
- 将来性②|ビットコインの未来
- リスク対応①|細かく時間の分散投資ができる
- リスク対応②|リスク分散投資を適用しやすい
- 手軽さ①|初心者でも始めやすく続けやすい
- 手軽さ②|500円から少額購入できる
- 手軽さ③|24時間365日いつでも取引できる
1. 過去実績①|過去からの値上がり実績
ビットコインの価格は、2013年に約1万円でしたが、2022年6月24日時点では約280万円。9年間で約280倍になりました。
2. 過去実績②|定期的な値上がり傾向がある
約4年に1回、ビットコインの半減期(新規発行を半分にする時期)があります。
価格は需要と供給で決まるため、半減期直前に価格が上がる傾向です。
確かに毎日の値動きは激しいですが、この時期は供給量の減少に伴い、わかりやすい値動きをします。
このほかにも、ビットコインの大型アップデートがあるときは、手堅く値上がりしていますね。
3. 需要と供給①|供給量に上限がある
2,100万枚以上のビットコインは発行されないことが、プログラムで決定付けられています。
価格は需要と供給で決まるため、今後需要が増加すればするほど、自然に価格上昇を期待できます。
4. 需要と供給②|需要層が拡大している
国、大企業、金融でも認知されるようになってきて、需要層がじわじわと拡大。
事例をあげると、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨に、テスラ社がビットコインを購入、SBI証券がビットコインファンドを開始しています。
5. 将来性①| AIによる値上がり予想
参考ですが、CoinPriceForecast 23年8月25日(1Bit=$25,953)の予想 では、1Bit=$47,536(25年末)、1Bit=$55,740(29年末)になっています。
6. 将来性②|ビットコインの未来
きたるWeb3.0(分散型ネットワーク)のベースになる技術がブロックチェーン技術※。そしてこの技術を活用して登場したのが仮想通貨です。
今後Web3.0が世の中に普及していくことに連動して仮想通貨も発展していく可能性が大きいですよね。
ブロックチェーン技術※|過去に行われた取引に関する全データが分散管理され、デジタルデータの偽造改ざんを不可能にする技術
7. リスク対応①|細かく時間の分散投資ができる
一括購入だけではなく、頻度を決めて時間分散の積立投資ができます。
さらに、毎月購入だけでなく毎週、毎日購入と、もっと細かく時間の分散投資ができますよ。
8. リスク対応②|リスク分散投資を適用しやすい
インデックス投資信託のチャートとは明らかに異なる値動きを示します。
なので、ビットコインとインデックス投資信託とでリスク分散投資を適用しやすいです。
9. 手軽さ①|初心者でも始めやすく続けやすい
利益が出るまでに時間はかかりますが、長期積立をすればリスクを低く資産運用できます。
なので、短期投資のように、頻繁にチャートなどで相場をチェックする必要もありません。
初心者でも始めやすく続けやすいですね。
10. 手軽さ②|500円から少額購入ができる
取引所にもよりますが、500円ほどの少額から購入でき、毎月のお小遣いの範囲でテスト的に始めることも可能です。
少額購入であれば、ちょっとでも買っておけば良かったと後で後悔する「機会損失」も防げますよね。
11. 手軽さ③|24時間365日いつでも取引できる
気になった時は、24時間365日いつでも取引できます。
探してみると、ビットコインの良いところがたくさんありますね。
ビットコインのデメリット|3項目
- 値動き|値動きが激しい
- 手数料|手数料が購入場所・方法によって異なる
- 課税面|課税タイミングが異なり確定申告が必要
1. 値動き|値動きが激しい
毎日の値動きが大きい、というより激しいです。
精神が不安定になるため、毎日のチャートに一喜一憂しないようにしましょう。
暴落して含み損の期間が続いても、短期視点で慌てて売らないでください。
長期視点を持ち、この時期は一定金額でたくさん購入できることに着目することですね。
対応策は、毎日積立により投資時間のリスク分散を行い、長期保有しましょう。
2. 手数料|手数料が購入場所・方法によって異なる
積立サービスは無料ですが、入金・購入・売却時に手数料がかかるケースがあります。
対応策は、手数料がかからない、あるいは安い購入場所・方法を選びましょう。
ビットコインを購入するには、おすすめの購入場所・方法がありますよ。
3. 課税面|課税タイミングが異なり確定申告が必要
購入・保有中は利益が出ても課税されません。
利益確定時(①売却時②他のビットコインにトレードした時③買い物で使用した時)に課税されます。
利益確定分は給与所得などと合計し、累進所得税率(所得が高い人ほど高い税率を課される)に応じ、課税されるしくみです。
確定申告も必要になりますので、利益確定のタイミングを慎重に判断しましょう。
メリット・デメリットを比較して
ビットコインを資産運用に利用する上で、確かにデメリットもありますが、デメリットを解消する対応策がありましたね。
一方メリットを見ると、①過去の値上がり実績、②将来値上がりする可能性、③初心者も無理なく始め続けられることの3点とも申し分ありません。
実は、ビットコインは激しい上げ下げを繰り返しながら、徐々に価値を上げているんですよね。
怖さを感じていた人も、ビットコインを利用した資産運用に一歩踏み出してみましょう。
日本円の価値の先行きに不安が出てきた今こそ、日本円以外の将来有望な投資先に、資産を徐々に動かして運用する時なのです。
私も米国株のインデックス投資信託などに加え、今年からビットコインをポートフォリオに入れて、資産運用を始めました。
ビットコインを資産運用で利用するときの注意点|5つの鉄則
次は、ビットコインを資産運用で利用するときに、どんなことに気を付ければよいか、注意点を教えてください。
ビットコインを資産運用で利用するときに、どんなことに気を付ければよいか、考え方5つの鉄則を解説します。
さっそく、5つの鉄則をそれぞれ見ていきましょう。
循環性|お金を循環させてお金に働いてもらう
お金を増やしたいと思ったら、現金や預金でお金を貯め込まず、お金の流れを止めないようにしましょう。
投資によりお金を手放し、循環させ、そのお金に働いてもらうのです。
お金が働いてくれると、もっとお金を生み出し、リターンとして返ってくるんですよね。
最適な投資先・投資頻度を選び、投資をしてお金を循環させましょう。
安全面①|分散投資をしてリスクを低減する
銀行の預金(年利0.002%)ではないので、投資商品に価格の上下動はつきもの。
でも、「投資商品の影響で資産全体が減るリスク」を軽減するとっておきの方法があるんです。
それが、値動きの異なる商品(時間、国、アイテム)への分散投資。
分散投資先は、時間であれば毎月/毎週/毎日積立、国であれば国内/米国/先進国/全世界、アイテムであれば株式/債券/仮想通貨など。
ある商品が下落したとしても、別の商品が価格の上下動を補い合い、資産全体が減ってしまうというリスクを軽減できるんですよね。
安全面②|詐欺に注意!最初はビットコイン以外の仮想通貨に手を出さない
仮想通貨には、ビットコイン以外の銘柄が数多くあり、仮想通貨取引所でも取り扱いがあります。
でも、最初はビットコイン以外の仮想通貨に手を出さないでください。
ダイレクトメールやSNSによる詐欺が多いからです。
「ビットコインよりもこのコインに投資すると100倍になりますよ」「ビットコインに代わる秘密の仮想通貨投資方法を無料セミナーで教えます」などなど……。
甘い話に釣られず、あれっ変だなぁと思ったらその情報を少し寝かしてみましょう。冷静になって見返してみると、詐欺を見破りやすくなりますよ。
ビットコイン以外に投資するのは、ビットコインを買って学び、詐欺師の手法を理解してからですね。
長期面①|積立により長期的に買い増し続ける
ビットコインを都度売買するとなると、どうしても価格の上げ下げに一喜一憂してしまいがちなんですよね。私も経験しました。
そんなあなたにおすすめなのが、「ドルコスト平均法※による定期的な定額積立」。
投資商品、定額購入する金額、頻度を決めさえすれば、相場を気にすることなく、口座から定期的に一定金額の引き落としができます。
最初は1,000円の少額から始めて、資産が増えることを確認できてから増額することも可能です。
ドルコスト平均法※|「最高のタイミングでの売買」ではなく「最悪の状態の回避」を狙い、一気に購入するのではなく、時期を分散して定額購入すること
ドルコスト平均法により、異なる値動きをする時間に分散投資すると、商品が下落したとしても、その時にその商品を多く買うことができ、長期的に見て、一括購入・定量購入よりも資産が増えていますよ。
また、20年という長いスパンで、目先の損得にとらわれずに、商品を購入し続けてお金を循環し続けると、だんだん収益が安定してきますね。
長期面②|換金せずに長期的に保有し、複利の力を使って増やし続ける
お金が循環し出したらこの流れも止めないように、投資で得た利益は都度引き出さず、再投資して原資に加算しましょう。「原資+利息の合計」に利息がつき、複利計算※になります。
逆に利益を都度受け取ってしまうと、「原資のみ」にしか利息がつかず、単利計算※になってしまいます。
単利計算では、運用結果が原資とあまり変わらず、わざわざ将来の手取りを少なくしているようなものです。
✔ 「単利計算※」|利益や分配金を都度受け取ってしまうと、「原資のみ」にしか利息がつかない
✔ 「複利計算※」|利益や分配金を受け取らないで再投資すると、「原資+利息の合計」に利息がつく
お金を循環させ続け、投資で得た利益も有効活用してもらうなど、さらにお金に働いてもらうようにします。
そして、長期的に保有すると、複利のパワーで大きな富を生み出しますね。
ビットコインを資産運用で利用する時の注意点|5つの鉄則は、ぜひ実践してくださいね。
ビットコインを資産運用で利用する時に効果的な分散投資の商品2事例
最後は、ビットコインを資産運用で利用する時に、効果的な分散投資の商品事例を教えてください。
ビットコインを資産運用で利用する時に、効果的な分散投資の商品2事例を解説します。
以下のように、ビットコインのチャートとは明らかに異なる値動きをする商品に分散投資し、それぞれ投資時間もリスク分散すると、さらに効果的です。
商品 | ビットコイン 積立 | インデックス 投資信託積立 |
手法 | 仮想通貨 | 投資信託 |
分散時間 | 毎日積立 | 毎月積立 |
分散国 | ー | 米国/全世界 |
分散アイテム | ビットコイン | 株式 |
さっそく、分散投資商品事例をそれぞれ見ていきましょう。
ビットコイン積立
<どういった方法なの?>
定期的(毎月、毎日など)に一定金額を積み立て、ビットコインを運用することです。
ビットコインは毎日の価格上下動が激しいため、相場を気にすることなく、定期的に買える積立がおすすめ。
価格が下がった時に多く買えるように、毎月ではなく毎日積立にしましょう。
ビットコインは毎月積立よりも毎日積立ですね。
インデックス投資信託積立
<どういった方法なの?>
毎月一定金額を積み立て、自分自身で投資商品(株式、債券など)を選び運用することです。
インデックス投資信託(パッシブ型)|日経平均株価や東証株価指数など、市場と同じ値動きをめざす投資信託
インデックス投資信託(パッシブ型)は、アクティブ型よりも手数料が安いうえに、運用・値上がり実績も高いです。
インデックス投資信託も、①過去の値上がり実績、②将来値上がりする可能性、③初心者も無理なく始め続けられることを考慮して商品を選びましょう。
上記3点を満たしておすすめなのが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の分配金再投資タイプ。
さらに、他の投資信託と比べて、買う時/売る時の手数料がかからず、毎年発生する手数料も際立って安いです。
分配金再投資タイプ|分配金を受け取らず、その分を再投資に回す投資信託
ビットコインと値動きが異なり、組み合わせるとリスク分散できますよ。
ビットコイン積立とインデックス投資信託積立の組み合わせは、お互いに価格の上下動を補い合え、リスクを分散できますね。
最後に
この記事を最後まで読んだあなたは、「ビットコインを分散投資先の一つとして組み込み、もっともお得に資産運用ができる」という知識・マインドが身に付いています。
まだ暗号資産取引所の口座開設をしていない方は、この記事を見ながら悩みを払しょくして、ぜひビットコインのデビューをしてみてくださいね。
具体的なやり方については以下の記事を参考に、暗号資産取引所の口座開設やビットコイン購入・積立を開始して、ローコストで効率的にビットコインを運用してください。
また、もし最初から体型的にビットコインの始め方を学びたいという場合は、「【完全ロードマップ】手順6ステップ」をチェックしてくださいね。
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